【ドバイ旅行にお役立ち情報!】ドバイへ旅行に行く前に気を付けたい『Ramadan(ラマダン)』(断食月)とは?ラマダン期間中の楽しみ方もご案内します!【2021年のラマダンは、コロナ対策でかなり厳格なルールが敷かれています】

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【ドバイ旅行にお役立ち情報!】ドバイへ旅行に行く前に気を付けたい『Ramadan(ラマダン)』(断食月)とは?ラマダン期間中の楽しみ方もご案内します!【2021年のラマダンは、コロナ対策でかなり厳格なルールが敷かれています】

■敬虔なイスラム教国家・アラブ首長国連邦(UAE)の日常

アラブ首長国連邦(UAE)は、人口の約7割の人がイスラム教徒というイスラム教国家です。
そのため、ドバイでもイスラム教の祭日などに合わせて会社がお休みになったり、ショッピングモール内にイスラム教の方向けにお祈り用の部屋があったり、お祈りの時間を知らせる『アザーン』が流れたり、敬虔なイスラム教国家ならではの配慮が至る所に見受けられます。
また、ドバイの街の中には、数多くイスラム教の礼拝堂『モスク』が点在しており、1日5回のお祈りの時間になると建物の外まで溢れるほど人々が集まり、祈りを捧げています。

観光地のお土産屋さんや、ドバイ三大スークでも、お祈りの時間になると一斉にお店が閉まってしまい、かなり閑散としてしまうため、ドバイ旅行を計画する際は、訪問時間にも注意が必要です!

イスラム教のお祈りの時間は、1日5回あり、日の出前の礼拝時間・(日の出時間)・昼過ぎの礼拝時間・日没前の礼拝時間・日没直後の礼拝時間・就寝前の礼拝時間です。
具体的な時間はその日ごとに少しずつ異なるため、ショッピングモールではその日のお祈りの時間を電光掲示板で案内しています。

あまりに近未来都市なドバイで過ごしていると、ついうっかりイスラム教国家であることを忘れてしまいがちですが、お祈りの時間を知らせる『アザーン』が街中のスピーカーから爆音で流れてきますので(聞いたことがなくても、すぐにわかります!笑)、その間はモスクへの観光などは避けるようにしましょう。

★首都アブダビにある最大級のモスク『 Sheikh Zayed Mosque(シェイクザイードモスク)』

■イスラム教の義務のひとつ『Ramadan(ラマダン)』(断食月)とは?

ドバイへ旅行を計画するときに特に気を付けたいのは、イスラム教の義務の一つである『Ramadan(ラマダン)』(断食月)です。
といっても、旅行をしない方がいい!という意味ではありません。
街中がお祭りムードに染まる、特別なシーズンにあえて旅行に行かれるお客様もいらっしゃります。

ここでは、ドバイでの『Ramadan(ラマダン)』(断食月)がどのような様子なのかをお伝えします!

『Ramadan(ラマダン)』(断食月)とは、断食月と呼ばれるその名の通り、太陽が出ている間に一切の飲食を禁じる期間になります。
イスラム教の暦で聖なる月の9月にあたり、実際の暦でいうと例年4月~5月の間に行われます。
(飲食のほかに、性行為・喫煙なども日中禁じられています。)
また、非イスラム教徒であっても、ラマダン期間中に公共の場で飲食をした場合、警察に逮捕されるケースもありますので、十分注意が必要です。

毎年微妙に期間がずれること、正式な日程が政府から通達されるのがラマダン開始間際であるため、4月~5月にドバイへ旅行する時には『ラマダンがあること』を念頭に置いておくようにしましょう。

ラマダン期間中は、ドバイ市内の一部のレストランやカフェを除き、基本的に飲食店は日の入りまで営業をお休みします。
また、日中営業をしている飲食店やホテルのレストラン等でも、店の窓にカーテンを敷いたり、衝立などで外から飲食をしている様子が見えないように、イスラム教の方へ配慮されています。

ショッピングモールのフードコートにも、巨大な衝立が立ち並び、外から飲食の様子が見えないようになっています。
一見「工事中・・・?」と思ってしまうほど、入り口もわかりにくく、忍ぶようなスタイルになっていますので、迷わないようにお気を付けください!

ちなみに、ラマダン中のドバイでは、日中に公共の場でペットボトル入りのミネラルウォーターを飲むことや、チューインガムを噛むことも禁止されていますので要注意です!

■日が沈むと『Iftar(イフタール)』という特別な食事が始まります!

『断食月』と言うからには、ずっと食べないの?――そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで断食時間は太陽が顔を出している間だけ!
日が沈むと断食が解かれ、『Iftar(イフタール)』と呼ばれる特別な食事を楽しみます。

『Iftar(イフタール)』とはラマダン(断食月)の日没後の最初の食事のことを言います。
日中厳格な断食を行ったイスラム教徒の方々が、今度は打って変わって多いに食べて、飲んで、と食事を楽しむ時間となります。
イスラム教徒の家庭では、どこも豪華な『イフタール』が用意され、家族や親族、友人などと一緒に食事を取るのが一般的です。

また、『ラマダンテント』と呼ばれる、この特別な食事『Iftar(イフタール)』を提供する施設も、このラマダン期間中のみ登場します!
『ラマダンテント』には、非商業で人々への喜捨の一環として無償でイフタールを提供するものと、 リゾートホテルが豪華な食事を提供する、私たち観光客でもイフタールが楽しめるものの2通りあります。

各有名リゾートホテルでは、どれだけ豪華絢爛なイフタールが提供できるかを毎年競い合っており、どのホテルもかなりゴージャスなイフタールを楽しむことができます!
ホテル側も自身のSNSやホームページを通して、イフタールの告知を行いますので、自分の行きたいイフタールを事前にチェックしておきましょう♪
また、どこのホテルもかなり力が入っているだけに、事前の予約は必須です!

こちらは2018年の『Palace Downtown(パレスダウンタウン)』でのラマダン期間中の装飾の様子です。
月のモニュメントに合わせて、幻想的な空間が広がっています!
このようにラマダンは厳しい断食だけではなく、日没後のイフタールを楽しむ期間でもあります。

■コロナ禍での『Ramadan(ラマダン)』(断食月) はどうなるの?

昨年2020年のラマダン期間は、ちょうど新型コロナウイルスがドバイでも猛威を振るっていた時期だったため、モスクでの礼拝は禁止され、例年のような ゴージャス極まった『Iftar(イフタール)』も一切禁止、また一般家庭での集まりにも厳格な人数制限が課せられました。

2021年のラマダン期間については、昨年ほどの規制はないものの、依然として『Iftar(イフタール)』 は、非商業・商業ともに全面的に禁止となっています。
また、一般家庭での『Iftar(イフタール)』も、同じ家に住む家族のみ可能とされ、親族や友人を招待することは不可となります。
モスクでの礼拝はできますが、お祈りの時間が制限されていたり、引き続きコロナ禍による安全対策が敷かれています。

ツイート引用:国家緊急危機災害管理局(NCEMA)

これらの情報は、今度政府より変更される場合がありますので、引き続き注視が必要となっています。

■『Iftar(イフタール)』だけじゃない!『Ramadan(ラマダン)』(断食月) の時期にドバイへ旅行するお得なポイントは?

ドバイといえば、「お金持ちの国」・「旅行費用が高そう」と敷居の高いイメージがある方も多いかと思いますが、このラマダン期間中は、日中の外食が制限されてしまうため、観光客がぐっと減るシーズンでもあります!
ですので、普段は人で溢れかえってしまう人気の観光地もスイスイっと楽に観光することができます♪
いつも人の壁ができていたドバイファウンテンの周辺も、かなり空いていますので、写真や動画もバッチリ撮れます!

また、ホテルの宿泊代金も通常より3~5割程度安くなるところがほとんどですので、いつもなら予算オーバーで避けていた豪華5つ星ホテルに思い切って泊まることも可能に?!
デラックス・ラグジュアリークラスのホテルでは、ホテル内のレストランは通常通り営業していることが多いので、日中の外食にも困ることはありません♪
太陽が出ている間は、ホテルのプールやジム、スパなどでホテルステイを楽しみ、太陽が沈んでから涼しくなる時間帯に観光に出かけるのもおすすめです!

JWD TRAVEL&TOURISM では、ドバイ市内でのホテル手配も承っております。
ご予算や、ご要望(ファミリー、カップルに最適など)がお決まりでしたら、ぜひお気軽にJWD TRAVEL&TOURISM までお問い合わせください♪

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